節が、言葉を強くする。
竹は、節があるから折れません。
まっすぐ伸びるだけの茎なら、風で倒れてしまう。
節目がひとつずつ入ることで、
あの細さのまま、あれほど高くまで伸びていけます。
言葉も、同じだと考えています。
日記のひとことは、日々に刻まれる小さな節です。
その日のうちは、ただの記録かもしれない。
けれど節は消えずに残り、
何年か経って読み返したとき、
それが自分を支えていたことに気づきます。
編集の手が入ることも、言葉にとっての節です。
問われ、削られ、並べ替えられて、
文章は、書き手ひとりでは届かなかった
高さまで伸びていきます。
そして、節を重ねた言葉は、いつか、
書いた人のもとを離れていくことがあります。
本というかたちになって、
まだ見ぬ誰かのところへ。
その日のための仕事も、
わたしたちは少しずつ始めています。
bamboobooksという名前は、
竹のように、節を重ねて育つ会社でありたい、
という願いからつけました。
書く人のそばで、節をひとつずつ。
わたしたちはこれからも、
言葉と、育っていきます。